主要補助金ナビ無料相談

ものづくり補助金(第23次)医療・福祉業界の活用ガイド|採択事例・対象経費・申請ポイント

最終更新:2026/6/17|監修:中小企業診断士・認定経営革新等支援機関

医療・福祉事業者もものづくり補助金を活用できる

ものづくり補助金(製品・サービス高付加価値化枠)は、医療・福祉分野でも革新的な新サービス開発に必要な設備・システム投資を支援します。診断機器の導入や給食DX、在宅医療支援システムの構築など、既存サービスの枠を超えた取り組みが対象になりえます。補助上限額は従業員数に応じて750万円〜2,500万円、補助率は中小企業1/2・小規模事業者2/3です。

この業種の採択事例

  • 歯周組織複合再生を実現する高度歯科診療体制構築事業

    想定概要:歯周組織の複合再生治療に対応した専門機器・システムを導入し、従来の歯科診療では難しかった高度な再生医療サービスを提供する体制を構築する取り組みと推察される。

  • 地域完結型医療体制の革新事業

    想定概要:地域内で診断から治療・リハビリまでを完結させるため、先進的な医療機器やシステムを整備し、患者の域外流出を防ぐ新たな医療サービス提供体制を構築する取り組みと推察される。

  • 超音波検査機器導入によるスポーツ外傷特化型整骨院への改革事業

    想定概要:超音波検査機器を新たに導入することで、スポーツ外傷の精密な評価・施術に特化した新サービスを開発し、一般的な整骨院との差別化を図る取り組みと推察される。

  • 地域嗜好に応える多品種CK構築とDXによる個別対応給食の展開

    想定概要:セントラルキッチン(CK)設備とDXシステムを組み合わせ、地域の嗜好や個人の栄養・食事制限に対応した多品種の個別給食サービスを新たに展開する取り組みと推察される。

医療・福祉で対象になりやすい設備・経費

高度診断機器(超音波検査装置・内視鏡システム等)や、新サービス提供に必要な専用医療機器が「機械装置・システム構築費」として対象になりやすいです。介護・福祉分野では、個別ケアを実現するシステムや調理・給食DXのための設備も該当しうります。クラウドサービス利用費・外注費・専門家経費も補助対象ですが、機械装置等(単価50万円税抜以上)の設備投資が必須です。なお、機械装置・システム構築費以外の経費は合計500万円(税抜)が上限です。

医療・福祉業種で申請する際の重要ポイント

公的医療保険・介護保険の診療報酬・介護報酬と重複する事業は補助対象外となるため、報酬算定外の新サービス開発として位置づけることが重要です。「既存サービスの改善・向上」ではなく「顧客に新たな価値を提供する新サービスの開発」であることを事業計画書で明確に示す必要があります。また、同業他社に既に相当程度普及している取り組みは対象外となるため、自社の技術・専門性を活かした差別化要素を具体的に記載することが求められます。交付決定前の発注・契約は一切補助対象外になる点も注意が必要です。

補助金額・補助率・事業期間の目安

補助上限額は従業員1〜5人で750万円、6〜20人で1,000万円、21〜50人で1,500万円、51人以上で2,500万円です(補助下限額100万円)。補助率は中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3です。補助事業実施期間は交付決定日から10か月(採択発表日から12か月後まで)のため、設備導入・開発スケジュールを事前に精査してください。

ものづくり補助金の申請、専門家に無料で相談する

無料で相談する

よくある質問

Q.診療報酬や介護報酬が発生するサービスの設備投資は補助対象外ですか?

公募要領では、公的医療保険・介護保険からの診療報酬・介護報酬との重複を含む事業は補助対象外とされています。報酬体系の範囲内にとどまる取り組みではなく、新たな付加価値を生む新サービス開発として計画を構成することが重要です。詳細は公募要領および事務局へご確認ください。

Q.中古の医療機器でも補助対象になりますか?

3者以上の中古品流通事業者から型式・年式が記載された相見積もりを取得している場合は、中古設備も補助対象となります。ただし単価50万円(税抜)以上であることが必要です。

Q.小規模なクリニックや介護事業所でも申請できますか?

中小企業・小規模事業者の要件を満たせば申請可能です。従業員数が少ない場合は補助上限額が低くなりますが、補助率は小規模事業者の方が有利(2/3)になります。申請要件の詳細は公募要領でご確認ください。

Q.電子カルテや院内システムの導入は対象になりますか?

専ら本事業のために使用される専用ソフトウェア・情報システムは機械装置・システム構築費として対象になりえます。ただし、単なるシステム導入にとどまり新サービスの開発を伴わないものは補助対象外となるため、新サービス開発との関連性を明確に示す必要があります。

出典:ものづくり補助金 事務局サイトものづくり補助金 第22次 採択者一覧公募要領 第23次 p.8 3.1公募要領 第23次 p.9 4B)公募要領 第23次 p.11 6公募要領 第23次 p.21 5.1公募要領 第23次 p.25 7.1公募要領 第23次 p.26 21機械装置・システム構築費※

監修:松下 大(中小企業診断士/認定経営革新等支援機関)

公募要領等の一次情報に基づき作成。最終更新:2026/6/17