省力化投資補助金 完全ガイド【第8回】補助額・採択率・申請方法まで全網羅
予定日程:第8回の予定:申請受付開始 2026年9月中旬・申請締切 2026年10月中旬・採択発表 2027年2月上旬(いずれも事務局公表の予定。確定日程は事務局サイトで要確認)
※ GビズIDプライムは取得に2〜3週間かかります。受付開始を待たず、公募要領を読み込んで事業計画の準備を進めるのが有利です。
- 最大補助額
- 1億円
- 補助率
- 1/2〜2/3
- 直近の採択率
- 約61.5%(第5回)
- 対象者
- 中小企業・小規模事業者等
- 公募状況
- 公募中
- 次回締切
- 公募要領で要確認
中小企業省力化投資補助金(一般型)の第8回公募要領が2026年8月18日に公開されました。事務局の公表スケジュールでは、申請受付開始は2026年9月中旬、申請締切は10月中旬、採択発表は2027年2月上旬の予定です(いずれも予定であり、確定日は追って事務局ホームページで告知されます)。補助上限額は従業員数に応じて750万円〜8,000万円、大幅賃上げの特例適用で最大1億円。補助率は中小企業1/2(特例で2/3)、小規模企業者・小規模事業者と再生事業者は2/3です。申請にはGビズIDプライムアカウントが必須のため、未取得の場合は今すぐ取得手続きを始めることをお勧めします。
補助額・補助率(従業員規模別)
補助率:1/2〜2/3。補助上限は従業員規模で変わります。
| 従業員数 | 補助上限(通常) | 大幅賃上げ特例 |
|---|---|---|
| 5人以下 | 750万円 | 1,000万円 |
| 6〜20人 | 1,500万円 | 2,000万円 |
| 21〜50人 | 3,000万円 | 4,000万円 |
| 51〜100人 | 5,000万円 | 6,500万円 |
| 101人以上 | 8,000万円 | 1億円 |
※ 大幅賃上げ特例は給与支給総額・最低賃金の上乗せ要件を満たす場合。未達時は返還リスクがあります。最新の区分・金額は公募要領で要確認。
第8回公募の全体像とスケジュール
人手不足に悩む中小企業等がIoT・ロボット等の省力化設備やシステムに投資する際の費用を支援する制度です。公募要領(第8回公募)は2026年8月18日に公開済みで、これは確定情報です。
事務局スケジュールページの記載では、申請受付開始は2026年9月中旬(予定)、申請締切は2026年10月中旬(予定)、採択発表は2027年2月上旬(予定)です。
公募要領本文にも「申請受付開始以降のスケジュールにつきましては、追ってHPでお知らせいたします」とあり、現時点で確定した受付日・締切日時は公表されていません。
第7回は受付開始から締切まで約1か月(7月1日〜7月31日)と短期間でした。
第8回も同様のペースになる場合に備え、公募要領公開済みのいま準備を始めるのが安全です。確定日程は必ず事務局サイトでご確認ください。
この補助金の特徴
上限の大きさ、補助率の特例、採択率の高さが特徴です。
補助上限は従業員数で750万円〜8,000万円(特例で最大1億円)
従業員数に応じた5段階区分で、大幅賃上げの特例適用で引き上げられます。
補助率は中小企業1/2(特例で2/3)、小規模・再生事業者は2/3
最低賃金引き上げに係る特例で中小企業の補助率が1/2から2/3に上がります。
採択率はおおむね6割台
第1回約68.5%、第2回約61.0%、第3回約66.8%、第4回約69.3%、第5回約61.5%と主要補助金の中では比較的高い水準です(回ごとに変動し、第8回も同水準になる保証はありません)。
電子申請のみ・GビズIDプライム必須
ID取得には一定の期間を要するため、公募要領も冒頭で早めの取得手続きを促しています。
補助上限額:従業員数に応じた5段階
公募要領(第8回)の記載による区分です。カッコ内は大幅賃上げに係る特例を適用した場合の引き上げ後上限です。
750万円(特例適用時1,000万円。引き上げ幅250万円)
1,500万円(同2,000万円。引き上げ幅500万円)
3,000万円(同4,000万円。引き上げ幅1,000万円)
5,000万円(同6,500万円。引き上げ幅1,500万円)
8,000万円(同1億円。引き上げ幅2,000万円)
上限引き上げは、最低賃金引き上げに係る特例を使う事業者、補助金額が上限額に達しない場合、再生事業者、常勤従業員がいない場合には適用できません。自社の従業員数区分と投資規模から、実際に受け取れる上限を確認しておきましょう。
補助率と2つの特例措置
補助率は、中小企業が1/2(特例適用時2/3)、小規模企業者・小規模事業者および再生事業者が2/3です。特例措置は2種類あります。
大幅賃上げに係る補助上限額引き上げの特例:大幅な賃上げに取り組む事業者は従業員数に応じて上限額が引き上げられます。
最低賃金引き上げに係る補助率引き上げの特例:該当する中小企業は補助率が1/2から2/3に引き上げられます(小規模企業者・小規模事業者、再生事業者、常勤従業員がいない場合は対象外=もともと2/3が適用されるか適用不可)。
2つの特例は性質が異なり、最低賃金特例を使う事業者は大幅賃上げ特例による上限引き上げが使えません。どちらが有利かは投資額と賃上げ計画次第のため、事業計画の設計段階で比較検討してください。具体的な適用要件は公募要領で要確認です。
対象者・申請資格
対象は、生産・業務プロセスやサービス提供方法の省力化を行う中小企業等です。再生事業者も申請でき、基本要件未達時の返還要件が免除される扱いがあります。
実施場所の要件(必須)
- 補助事業の実施場所(工場や店舗等)を特定していること
- 交付申請時点で建設中の場合や、土地(場所)のみを確保して建設予定の場合は対象外
- 交付申請時には不動産登記事項証明書や賃貸借契約書等の提出が求められる
- 実施場所が自社の所有地でない場合は交付申請までに所有権や使用権が申請者へ移転していること
補助対象外となる事業者
- 経済産業省からの補助金交付等停止措置・指名停止措置中の事業者
- 過去1年に労働関係法令違反で送検処分を受けた事業者
- 公募開始日から5年前以降に補助事業関連の法令違反があった事業者
- 事業実態が確認できない事業者
補助対象経費のルール
補助対象経費は、機械装置・システム構築費(必須)、運搬費、技術導入費、知的財産権等関連経費、外注費、専門家経費、クラウドサービス利用費の7区分です。
機械装置・システム構築費の計上が必須で、それ以外の経費には上限があります(経費区分に応じて補助対象経費総額(税抜)の2分の1または3分の1が上限)。
対象経費は交付決定を受けた日付以降に契約(発注)等を行い、補助事業実施期間内に支払いを完了したものに限られます。採択前・交付決定前に発注した設備は補助対象になりません。
契約(発注)等先以外への支払いは一切認められません。経費の必要性と金額の妥当性を証拠書類で明確に確認できることも要件です。
見積書等の書類は早めに整えておく必要があります。
申請の流れと事業実施期間
事業実施期間は交付決定日から17か月以内(採択発表日から19か月以内)です。納期の長い設備を導入する場合は逆算したスケジュール管理が欠かせません。
Step 1:GビズIDプライムの取得
電子申請のみのため必須です。取得に期間を要します。
Step 2:実施場所・見積書等の準備
実施場所の確認書類と、経費の必要性・妥当性を示す見積書等を整えます。
Step 3:申請(受付開始は2026年9月中旬の予定)
確定した受付日・締切日時は事務局ホームページで告知されます。
Step 4:書面審査・口頭審査
加点項目も設定されています(詳細は公募要領5-2・5-3で要確認)。採択発表は2027年2月上旬の予定です。
Step 5:交付決定後に発注・納品・支払い
交付決定日から17か月以内に完了させます。
注意点:基本要件未達時の返還
本事業には賃上げ等の基本要件が設定されており、基本要件未達の場合の補助金返還義務が公募要領に定められています(再生事業者は返還要件が免除されます)。
実現可能な賃上げ計画を立てる
特に大幅賃上げ特例で上限引き上げを受けた場合、賃上げが未達となれば返還リスクも大きくなります。基本要件の具体的な水準・返還の計算方法は公募要領第1-5節・第1-6節で要確認です。
問い合わせ先
事務局コールセンター(ナビダイヤル0570-099-660、平日9:30〜17:30)。第7回の採択発表は2026年11月中旬の予定です。
最新の公募要領で確認する
制度内容・要件は公募回ごとに変更されます。
申請から入金までの流れ(図解)
- 1準備GビズIDプライム取得電子申請に必須。審査に2〜3週間かかるため最初に着手する
- 2準備公募要領の確認・計画策定要件・対象経費・審査項目を確認し、事業計画書を作成
- 3準備見積取得・加点準備一定額以上は相見積もりが必要。認定・宣言等の加点も先に着手
- 4申請電子申請システムで提出GビズIDでログインし、締切時刻までに提出(締切厳守)
- 5申請採択発表・交付申請採択=入金確定ではない。交付決定まで発注は待つ
- 6実行交付決定・事業実施交付決定後に発注・支払い。決定前の契約は原則対象外
- 7実行実績報告・確定検査証憑(契約書・請求書・振込記録)を揃えて報告
- 8実行補助金の入金確定後に精算払い(後払い)。それまでは自己資金・融資で立替
※ 補助金は原則「精算払い(後払い)」です。事業実施中の支払いは自己資金・融資でまかなう必要があります。各ステップの詳細な期限・手続きは公募要領で要確認。
※ 電子申請にはGビズIDプライムが必要です。アカウント発行の手続き・所要期間はGビズID公式サイトでご確認ください。
採択率の推移
| 回次 | 公表日 | 申請件数 | 採択件数 | 採択率 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2025年6月16日 | 1,809件 | 1,240件 | 68.5% |
| 第2回 | 2025年8月8日 | 1,160件 | 707件 | 60.9% |
| 第3回 | 2025年11月28日 | 2,775件 | 1,854件 | 66.8% |
| 第4回 | 2026年3月6日 | 2,100件 | 1,456件 | 69.3% |
| 第5回 | 2026年6月5日 | 2,035件 | 1,251件 | 61.5% |
第1回公募の内訳(参考)
令和7年6月16日に採択結果が公表され、採択件数は1,240件。製造業が全体の61.7%を占め最多。都道府県別では大阪府(124件)・愛知県(108件)・東京都(93件)が上位。補助金申請額は1,500万円以上~1,750万円未満が最多(17.6%)。従業員規模は21~30名以下が最多(13.2%)。資本金は1,000万円~2,000万円未満が最多(34.0%)。
採択者一覧を検索する(事業者名・事業計画名・業種で絞り込み)→
※ 採択率は公募回ごとに変動します。最新の数値は公募要領・事務局公表をご確認ください。
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よくある質問
第8回の申請締切はいつですか?
事務局スケジュールページでは申請締切は2026年10月中旬(予定)とされています。申請受付開始は9月中旬(予定)、採択発表は2027年2月上旬(予定)です。いずれも予定表記で、確定日時は追って事務局ホームページで告知されるため、必ず最新情報をご確認ください。
第8回の公募要領はもう公開されていますか?
はい。第8回公募要領は2026年8月18日に事務局サイトのダウンロードページで公開済みです。受付開始前でも公募要領を読み込んで事業計画の準備を進められます。
補助上限額はいくらですか?
従業員数に応じて5段階で、5人以下750万円、6〜20人1,500万円、21〜50人3,000万円、51〜100人5,000万円、101人以上8,000万円です。大幅賃上げの特例を適用すると最大で1億円(101人以上)まで引き上げられます。
大幅賃上げ特例と最低賃金特例は併用できますか?
できません。大幅賃上げに係る補助上限額引き上げの特例は、最低賃金引き上げに係る特例を使う事業者には適用されないと公募要領に明記されています。上限引き上げ(大幅賃上げ)と補助率引き上げ(最低賃金)のどちらが自社に有利か、投資額と賃上げ計画から比較して選ぶ必要があります。
採択される前に設備を発注してもよいですか?
いけません。補助対象経費は交付決定を受けた日付以降に契約(発注)したものに限られます。交付決定前に発注した設備は補助対象外となるため、発注のタイミングには十分ご注意ください。
申請に必要な準備は何ですか?
電子申請に必須のGビズIDプライムアカウントの取得(取得に一定期間を要するため最優先)、補助事業実施場所の特定と権利関係書類(不動産登記事項証明書・賃貸借契約書等)の準備、導入設備の選定と見積取得、賃上げ等の基本要件を織り込んだ事業計画の作成が主な準備です。
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公募要領等の一次情報に基づき作成。最終更新:2026/8/22